奥深い国「エチオピア」
2008年 10月 31日
「エチオピア」へ向かう。
6時半起きの7時発。
タクで国境行きのバススタンドまで行き、
そこからミニバスで移動だ。
満席待ちのミニバス。
最初に乗り込んだ僕らは、
席だけ取って後は客が埋まるのを待つ。
しかし、
まだまだ埋まりそうもないので、
ドーナツ&チャイ、1ポンド(45円)を朝食として
時間を潰した。
これ「スーダン」では非常にお世話になった。
朝6時には屋台が出ているので早い僕らは重宝してました。
結局出発は8時半。
車窓からの景色は緑が目立ち始める。
地平線が緑だっ!!
遥かなる大自然の中に居ると実感。
眠いハズなのに、
目が景色から離れないや。
萱葺きの家々はきっと何百年、
いや何千年も前から同じような形をしていて、
その中にはずっと変わらずに人々が住んでたのだろう。
そんな”時を超越”した景色の中を、
自動車で走っている事がちょっと不思議に思える。
「トヨタ!、ソニー!」等と、
もちろん先進国の技術には、
興味があるだろう「スーダン」の人々だが、
昔のままの生活を崩さないのは、
そこには”大切なモノ”があるに違いない。
そう思いたい。
到着は11時30分。
途中でパスポートチェックが1回あっただけだった。
「スーダン」側の出国審査(フォトが1枚必要)を済ませ、
橋をひとつ歩いて渡ると「エチオピア」に入った。
「エチオピア」側の入国審査は、実にゆっくりと行われる。
係員が、
「そんな重い荷物は置いて、ゆっくりリラックスしなよ」
とベンチを指差して二コリ。
人柄の良さは変わらないが、
”スーダン人”よりもむしろ”人付き合い”が上手な印象を受けた。
「エチオピア」側の国境の町”メテマ”。
もう「スーダン」と雰囲気がまるで違う。
”イスラム教”から”キリスト教”に入ったのだ。
人の服装もお洒落になった。
特に女性が垢抜けて綺麗。
輪郭や髪形はさほど変わってないと思うのだが、
洗練された雰囲気がでていた。
町には開放感が溢れ、
”BAR”と書かれた看板が目立つ。
久し振りにビールが飲めそうだ~☆
ここから”ゴンダール”まで行きたいのだが、
バスが明日の朝5時発、一泊する事に。
最後の最後で”ガイド”だと名乗りよった(笑)青年の案内で、
バスの出発場所の目の前、
一泊50ブル(500円)の宿へ。
シングル、蚊帳付きだ。
ラスタカラーの国旗を真ん中に立てた、
良い雰囲気の宿だった。
ラスタカラーを見るとなんだか落ち着く。
バスは明日の朝、
直接チケットを買わないといけないらしい。
出発は”ヨーロピアン・タイム”で早朝5時、
”エチオピアン・タイム”で11時だと言う若者。
実は、エチオピアでは12時間制が使われていて、
日の出(朝の6時)を時間の始まり0時とし、
夕方18時で2度目のサイクルに入り再び0時となるのだ。
バス亭で若者に腕時計をエチオピア時間にあわせてもらうが、
ややこしいだけなので、夕方には戻した。
その後、近くの食堂へ。
まさかパスタがあるとは思わなかったので即答「パスタ」
ソースと麺が別で出てきた”つけ麺”ならぬ”つけパスタ”だった。
いかにも辛そうな色ではあるが、辛さは食べ始めだけ。
あとはトマトと玉ねぎの風味が効いて、旨いっ!!
しかし麺はノビノビ。
水っぽくて、”ニュウメン”の太い版…。
ソースが美味いだけに、”惜しい”一品。
しかし、僅か10ブル(100円)と言う事で、
今後も頼むこと間違いなしだ。
一旦宿へ帰り、ちょっと風邪気味なので仮眠をとる。
起きたら再び飯へ。
その前に気になる出来事が。
夕方6時前、
宿のお姉さんが一部屋毎にタライと水を置いていく。
これがトイレだとわかると、絶句っ…。
夜はこれを使えと言うのだ。
夜の出歩きが危険なのか、”マラリア対策”で出歩くな…なのか、
今の僕にはわからないが、とにかく面食らった。
さすがに使う気は起らないが、
昨日の”バケツ行水シャワー”然り、
ここ最近は驚かされる事ばかりで…面白い。
少しづつ、野生に返っていってる気がしてます。
夕食は”エチオピア人”の主食”インジェラ”に挑戦。
これは経験済みの日本人旅行者が”雑巾パン”と大変失礼な比喩をするパンなのだ。
一見クレープで美味しそうでしょ?
しかし食べると完璧に裏切られます。
想定外の、なんと”酸っぱい”お味。
実は”テフ”と呼ばれる穀物の粉に水を加えて発酵後に
焼いているらしい。
発酵しているので、気泡が出てふっくら仕上がるのは正解だとは思うが、
発酵によって生まれる酸味には全くもって同意出来ません。
上にのってる”ワット”と言う煮物はジャガイモが甘辛く煮付けてあって、
これは美味しいのだが。
う~ん…これを何故酸っぱいパンで食べる必要があるのか…。
食べれなかった。
殆ど残しました。
歴史上、
「イタリア」の侵略時代5年を勝利によって退け、
80以上の多民族国家である、
アフリカ最古の独立国「エチオピア」。
そして、
混血児で人種差別を受けた”ボブ・マーリー”が、
自分のルーツを求めて入信した”ラスタ教”。
アフリカ回帰を謳った”ドレッド・ヘア”が
トレードマークの”ラスタ教”もまた、
「エチオピア」の国旗、緑(大地)、黄(太陽)、赤(戦いの血)のラスタカラーかモチーフになってる。
”ラスタ教”の聖地にも行ってみたい。
そんな「エチオピア」。
アフリカ色が色濃く、かなり奥が深い気がします。
楽しくなってきた☆
6時半起きの7時発。
タクで国境行きのバススタンドまで行き、
そこからミニバスで移動だ。
満席待ちのミニバス。
最初に乗り込んだ僕らは、
席だけ取って後は客が埋まるのを待つ。
しかし、
まだまだ埋まりそうもないので、
ドーナツ&チャイ、1ポンド(45円)を朝食として
時間を潰した。
これ「スーダン」では非常にお世話になった。
朝6時には屋台が出ているので早い僕らは重宝してました。
結局出発は8時半。
車窓からの景色は緑が目立ち始める。
地平線が緑だっ!!
遥かなる大自然の中に居ると実感。
眠いハズなのに、
目が景色から離れないや。
萱葺きの家々はきっと何百年、
いや何千年も前から同じような形をしていて、
その中にはずっと変わらずに人々が住んでたのだろう。
そんな”時を超越”した景色の中を、
自動車で走っている事がちょっと不思議に思える。
「トヨタ!、ソニー!」等と、
もちろん先進国の技術には、
興味があるだろう「スーダン」の人々だが、
昔のままの生活を崩さないのは、
そこには”大切なモノ”があるに違いない。
そう思いたい。
到着は11時30分。
途中でパスポートチェックが1回あっただけだった。
「スーダン」側の出国審査(フォトが1枚必要)を済ませ、
橋をひとつ歩いて渡ると「エチオピア」に入った。
「エチオピア」側の入国審査は、実にゆっくりと行われる。
係員が、
「そんな重い荷物は置いて、ゆっくりリラックスしなよ」
とベンチを指差して二コリ。
人柄の良さは変わらないが、
”スーダン人”よりもむしろ”人付き合い”が上手な印象を受けた。
「エチオピア」側の国境の町”メテマ”。
もう「スーダン」と雰囲気がまるで違う。
”イスラム教”から”キリスト教”に入ったのだ。
人の服装もお洒落になった。
特に女性が垢抜けて綺麗。
輪郭や髪形はさほど変わってないと思うのだが、
洗練された雰囲気がでていた。
町には開放感が溢れ、
”BAR”と書かれた看板が目立つ。
久し振りにビールが飲めそうだ~☆
ここから”ゴンダール”まで行きたいのだが、
バスが明日の朝5時発、一泊する事に。
最後の最後で”ガイド”だと名乗りよった(笑)青年の案内で、
バスの出発場所の目の前、
一泊50ブル(500円)の宿へ。
シングル、蚊帳付きだ。
ラスタカラーの国旗を真ん中に立てた、
良い雰囲気の宿だった。
ラスタカラーを見るとなんだか落ち着く。
バスは明日の朝、
直接チケットを買わないといけないらしい。
出発は”ヨーロピアン・タイム”で早朝5時、
”エチオピアン・タイム”で11時だと言う若者。
実は、エチオピアでは12時間制が使われていて、
日の出(朝の6時)を時間の始まり0時とし、
夕方18時で2度目のサイクルに入り再び0時となるのだ。
バス亭で若者に腕時計をエチオピア時間にあわせてもらうが、
ややこしいだけなので、夕方には戻した。
その後、近くの食堂へ。
まさかパスタがあるとは思わなかったので即答「パスタ」
ソースと麺が別で出てきた”つけ麺”ならぬ”つけパスタ”だった。
いかにも辛そうな色ではあるが、辛さは食べ始めだけ。
あとはトマトと玉ねぎの風味が効いて、旨いっ!!
しかし麺はノビノビ。
水っぽくて、”ニュウメン”の太い版…。
ソースが美味いだけに、”惜しい”一品。
しかし、僅か10ブル(100円)と言う事で、
今後も頼むこと間違いなしだ。
一旦宿へ帰り、ちょっと風邪気味なので仮眠をとる。
起きたら再び飯へ。
その前に気になる出来事が。
夕方6時前、
宿のお姉さんが一部屋毎にタライと水を置いていく。
これがトイレだとわかると、絶句っ…。
夜はこれを使えと言うのだ。
夜の出歩きが危険なのか、”マラリア対策”で出歩くな…なのか、
今の僕にはわからないが、とにかく面食らった。
さすがに使う気は起らないが、
昨日の”バケツ行水シャワー”然り、
ここ最近は驚かされる事ばかりで…面白い。
少しづつ、野生に返っていってる気がしてます。
夕食は”エチオピア人”の主食”インジェラ”に挑戦。
これは経験済みの日本人旅行者が”雑巾パン”と大変失礼な比喩をするパンなのだ。
一見クレープで美味しそうでしょ?
しかし食べると完璧に裏切られます。
想定外の、なんと”酸っぱい”お味。
実は”テフ”と呼ばれる穀物の粉に水を加えて発酵後に
焼いているらしい。
発酵しているので、気泡が出てふっくら仕上がるのは正解だとは思うが、
発酵によって生まれる酸味には全くもって同意出来ません。
上にのってる”ワット”と言う煮物はジャガイモが甘辛く煮付けてあって、
これは美味しいのだが。
う~ん…これを何故酸っぱいパンで食べる必要があるのか…。
食べれなかった。
殆ど残しました。
歴史上、
「イタリア」の侵略時代5年を勝利によって退け、
80以上の多民族国家である、
アフリカ最古の独立国「エチオピア」。
そして、
混血児で人種差別を受けた”ボブ・マーリー”が、
自分のルーツを求めて入信した”ラスタ教”。
アフリカ回帰を謳った”ドレッド・ヘア”が
トレードマークの”ラスタ教”もまた、
「エチオピア」の国旗、緑(大地)、黄(太陽)、赤(戦いの血)のラスタカラーかモチーフになってる。
”ラスタ教”の聖地にも行ってみたい。
そんな「エチオピア」。
アフリカ色が色濃く、かなり奥が深い気がします。
楽しくなってきた☆
by hiro5159
| 2008-10-31 21:49
| エチオピア