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お出かけですよ、レレレの”レー”

3度の”インド・パキスタン戦争”を経て、未だ”停戦ライン”が引かれている「インド」最北の”カシュミール州”。
この微妙な位置において、”チベット文化”が根強く残っている場所”レー”。

標高3500mの高地にあるこの町にはチベットの建築が並ぶ。岩山の斜面に立ち並ぶ四角い土色の家々は朱をベースにした木造の窓を持っている。

”タルチョ”がはためいていたり…。
My”マニ車”を回すおじいさんが歩いていたり…。
”旧レー王宮”をメインバザーから見た時には思わず「スゲー!」って声を出してしまった。
ここはもう”チベット”だ!

バザー内のお土産物屋や、食堂、ネット屋などを歩いて周る。
ネットが安くて1時間90ルピー(270円)は辛い。
停電によりチベタン食堂が午後3時に店じまいしてしまい、仕方なく”ターリー”を頼んだ。
「インド」の定番定食”ターリー”には期待を裏切られまくり。南部のは美味しいらしいが…とにかくまだ旨いのに当たった事はないのだ。
ここのは”ノンベジタリアン”で出てきた。
マトンを使ったカレーは”ラグメン”のカレー味といった風味。肉を使うとこんなにも味が良くなるのかと思わされた。しかし決して旨くはなかった。
これはもうインド人が”味オンチ”なのだ!
そう思うと妙に納得する自分がいたりする。

ネット屋の兄ちゃんは”インド人”。お土産屋は”ウイグル人”。食堂のお姉さんは”チベタン”。実に様々な籍を持つ人々が集まる町”レー”。

この町は今後どの国に帰属されていくのだろう。
ただ”印パ戦争”の様な血生臭い事にはならない気がする。
それはつい先日、3日にあの”熱烈国境スタジアム”を見たからだろう。
印パ国境の町”アムリトサル”でのあの微笑ましい国旗降納イベント。
DVDまで店頭販売されていたあのイベントには、印パの人々の反戦への想いが力強く込められていたんだ。
by hiro5159 | 2008-06-08 17:11 | インド

三十路オーバーの世界一周旅行日記、タイトルは唄の種の略


by hiro5159